「国道が豆腐のように割れた」石川県七尾市で地割れ相次ぐ 現地報告
1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする強い地震があった。現地に入った記者が報告する。
記者は1日夜、石川県七尾市に到着した。道路の寸断や建物の倒壊が相次いでいた。
七尾市につながる国道249号では、あちこちで道路が隆起し、地割れがあり、車が立ち往生していた。道路の中央線が50メートルにわたり、縦割れが起きているところもあった。隆起の幅は少なくとも高さ30センチ以上あった。
七尾市内のコンビニには、海沿いの町々から避難してきたと見られる車両が30台ほど止まっていた。
七尾市の妻の実家に帰省中だった男性は1日午後、金沢市に泊まりにいく予定だった。その途中、国道を走行中に地震に遭遇した。
「車体が大きく揺れ、突然10メートル前の道路が豆腐のようにぐにゃぐにゃとし割れた。映画のようだった」
車内には家族も乗せていた。車を道路脇に止めて、30分以上歩いて食料を買い出しに行った。途中、倒壊した建物を見た。コンビニでも電気が消え、商品が散乱していた。警察署も途中にあったが、避難者であふれていた。(土井良典)
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